ココナッツオイルは万能な使い道と豊富な栄養で、最近人気の食べ物の1つ。料理や掃除だけでなく、髪のうねり対策や口臭予防にも使えますし、皮膚の炎症を抑える力も。
甘い香り、天然の保湿力、抗菌作用と三拍子そろったココナッツオイルは、生活のあらゆる場面で活躍します。今日からさっそく実践できるココナッツオイルの賢い使い方ベスト8をご紹介します。
高温での調理に
ココナッツオイルは身体にいいと言われている理由の1つが飽和脂肪酸がたくさん含まれていること。ココナッツオイルの脂肪分の約87%が飽和脂肪酸です。常温で個体であることが、何よりの証拠です。
飽和脂肪酸が含まれているからこそのメリットは、高温での炒め物や揚げ物に最適なこと。飽和脂肪酸は、ベジタブルオイルなどに含まれる多価不飽和脂肪酸と違い、高温になっても構造が変化しません。もちろんステーキを焼いても、ココナッツ味のステーキになったりもしませんよ。
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マジックシェルを手作り
アイスにかけるとパリパリに固まる不思議なチョコレートシロップ、マジックシェル。
なんと、ココナッツオイルがあればマジックシェルを手作りできちゃいます。作り方は簡単で、ココナッツオイルとチョコレートを電子レンジで溶かし、そのまま室温に置いて冷ますだけ。細い線を描くように往復しながらアイスクリームの上にかけて1分待てばパリパリに!スプーンで割りながら食べてくださいね。
息をきれいに
ココナッツオイルには強い抗菌・抗真菌作用があるので、口臭や歯肉炎に効果があります。
ココナッツオイルで10分間口をすすぐオイルプリングによって、殺菌タイプのマウスウォッシュと同じくらい雑菌が減ったという研究もあるほど。また別の研究では、歯周病のある人がココナッツオイルで毎日うがいをすると、歯垢が減り、炎症が抑えられる可能性があることが分かりました。
肌の保湿に
脂肪酸を含むココナッツオイルは、優秀なモイスチャーライザーです。肌タイプを問わず、顔にも身体にも安全に使えます。素早く肌に吸収されますし、しっとり感やつややかさは一般のローション以上。トロピカルな香りにも癒されますです。リップクリームなどにも含まれていますので、知らない間に使っていたかもしれませんね。
ただし毛穴をふさぎやすいので、ニキビ肌の方にはお勧めしません。
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布のシミ取りに
布張りの家具や衣類のシミ取りにも使えます。
ココナッツオイルと重曹を1:1の割合で混ぜ、ペースト状に。ペーストをシミの上に塗り、5分ほど放置したあと、拭き取ればOKです。
メイクアップリムーバーとして
これは意外な使い道!ウォータープルーフのメイクアップだって落とせるんです。指で直接塗布するか、コットンに含ませて肌にのせ、メイクがゆるむまで数秒待ちます。目に入らないようにだけ、ご注意くださいね。
さらに、メイクアップ用のブラシやスポンジも、ココナッツオイルで洗えますよ。
髪のうねりを抑える
雨の日に湿気で広がってしまった髪も、少量のココナッツオイルをつけると落ち着きます。手のひらではさんで温めながらやさしくすりこみ、毛先に向かってそっとなでおろすようにして整えます。潤いを閉じ込める効果もあり、ツヤも出るのでおすすめですよ。
皮膚炎や湿疹の手当てに
抗菌作用と保湿効果があるので、皮膚炎や湿疹の症状改善に役立つ可能性があることが、いくつもの研究で明らかになっています。
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この記事はReal Simpleのベティ・ゴールドが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comまでお願いいたします。