だんだん近づいてきた秋の気配。季節の変わり目には、部屋の模様替えをする人も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、自宅の空いている壁のスペースを利用してできる「ギャラリーウォール」の作り方。好きなアート作品を飾れば空間の印象は格段に変わって、いつもの暮らしがより豊かになります。

ギャラリーウォールの作り方についての情報は溢れていますが、完璧なギャラリーウォールなんてそもそも存在しません。もちろん、参考になるような一般的なテクニックはありますが、ルールに囚われすぎる必要はないのです。代わりにここで紹介する簡単な方法を試してみれば、自分の納得するギャラリーウォールを作ることができるはず。美しく統一感があって空間になじむ、夢のギャラリーウォールを作るために必要な道具からコツ、アドバイスまでをご紹介します。

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用意する物:

・メジャー
・水準器
・鉛筆
・金具類(額縁用の金具、クギ、特に重い物を掛ける場合は、壁面用の固定金具など)
・金づち

マットの選び方

ギャラリーウォールに使うフレーム用のマットを選ぶ場合、見た目と同じぐらい重要なのは、その実用性。アート作品を保護するためには、中性のマットのみを使用しましょう。また、作品の裏にはホコリよけのカバーを必ずつけること。マットの色は控えめな色を選ぶのがポイントです。白は作品の色を強調してくれますが、コントラストをつけたい場合は黒などの暗い色を選んでも良いでしょう。マットはアート作品の質や魅力を損なわず、補うものであることを覚えておいてください。

統一感のある雰囲気にするには、ギャラリーウォールの作品すべてに同じ色のマットを使うようにします。少し冒険してみたいなら、マルチカラーのマットを試してみるのがおすすめ。ゴチャゴチャしないようにするには、2色をコーディネートするなど、色の数を少なめに抑えるのがコツです。

フレームの選び方

ここで考えられる方向性は、フレームの色を揃えること、またはミスマッチなフレームを使うことのいずれかになります。色をそろえたフレームセットは、全体的にまとまった印象を与えます。現在持っているアート作品がテーマに沿っていなかったり、種類の違うフレームを探す手間を省きたい場合は、すでに揃えられたフレームセットを使えば、ギャラリーウォールを簡単に美しくまとめることができます。

ミスマッチなフレームを使用する場合は、アート作品の中に統一感のある要素が必要となります。別々のプリントを同じ素材から選ぶ方法や、特定の色や形を繰り返す方法でも良いでしょう。人間の目は繰り返しを好む傾向があるので、フレームがすべてバラバラの場合は、アートかマットに統一性を持たせるようにします。

納得できる仕上がりにするためには、試行錯誤を繰り返すことが大切。壁に掛ける前にレイアウトのイメージを確認するため、フレームを床などで一ヵ所に配置してみます。フレームのサイズと形状を統一すれば、整然とした幾何学的な雰囲気に。フレームの形状やサイズに変化をつけると、「時間をかけて集めた」ような趣になります。

ギャラリーウォールのアレンジ方法

これには、さまざまな考え方があります。フレームをクラフト紙にトレースし、切り抜いたものを壁に並べる人もいれば、一度床に並べてからレイアウトを決める人もいます。いずれの場合も、下準備にどのぐらい手間を掛けるかによって決まります。細かい作業をテクノロジーに任せたい場合は、アート作品を販売する米・オンラインショップ「Art.com」のスマホアプリが便利。金づちを実際に持つ前に、アート作品を壁に掛けたときのイメージをバーチャルで確認できます。カスタムの額縁を販売する米・スタートアップの「Framebridge」も、ウェブサイトで同様のデザインアシストサービスを提供しています。希望があれば、デザインを提案してくれるデザイナーとのマッチングも依頼が可能です。

自由なスタイルにするには:まずは、最も大切な、あるいは最も大きな作品を壁に配置し、その周囲に他のフレームを並べていきます。一般的なやり方として、フレーム同士は5cm程度離すようにします。ディスプレイ全体をバランス良く見せるには、近づきすぎている、あるいは離れすぎているフレームがないようにしましょう。このデザインの長所は、後から好きなようにフレームを追加できることです。

グリッドスタイルにするには:フレームを等間隔で配置することを念頭に置き、ディスプレイ全体に必要なスペースを測ることから始めます。使用するフレームを紙にトレースしてテンプレートを作り、テンプレートの上部中央に印を付けます。それからテンプレートで各フレームを壁のどこに飾るかを想定し、フレームの上部中央に当たる位置にえんぴつで小さな印を付けます。それぞれの位置がわかるように印を付けたら、あとは自信を持って金づちとクギを持ちましょう。

とにかく、自分の直感を信じること。そうすればきっと、自分の満足できるギャラリーウォールが完成するはずです。

この記事はReal Simpleのケイリン・ハリスが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comにお願い致します。