最近日本でもよく耳にするようになった、「ヒュッゲ」という言葉。ヒュッゲは、世界で幸福度がもっとも高い国として知られるデンマーク独特の概念を表す言葉です。その考え方は、常に愛され続ける北欧インテリアとも関わりがありそう。今回はそんな「ヒュッゲ」を、日常の暮らしに取り入れるための考え方をご紹介します。

北欧スタイルについて、どんなものかよく知らない方もいるかもしれません。でもきっと、おそらくどこかで経験したことはあるはず。手触りの良いニットブランケットをかぶせた、ふかふかのソファ。暖炉のそばに敷いたフェイクファーの絨毯。本に囲まれながら飲む紅茶…。簡単にいうと、北欧スタイルとは、いわゆる「ヒュッゲ」を生活に取り入れることをいいます。

ヒュッゲは、インテリアデザインの手法でもなければ、お金で買えるものでもありません。北欧の人々が築き上げてきた「心がほっとする、居心地の良い」感覚を意味します。ヒュッゲの感覚に浸っているということは、今という時間を味わい、ちょっと贅沢なとろけるチョコレートケーキや、もこもこの靴下のようなものにでも喜びを感じられるということ。日々の中で心が安らぐような瞬間を見つけ、それが訪れた時に気付けるということ。このようなライフスタイルはいま、世界にも広がってきているのです。これから紹介するのは、伝統的なヒュッゲの暮らし方。今すぐにでも実践できる、3つのシンプルなアイデアです。

  1. 太陽光を取り入れる

光の加減は気分に影響を与えるため、まずは最適な明るさを保つようにしましょう。日中を活動的に過ごしたくても、薄暗い状態では、当然気力も出てこないもの。窓のカーテンを取り払ってしまえば光が入り込み、その光が白い壁にも反射して、部屋が一層明るくなります。プライバシーが気になってカーテンを全部取り払うのが難しいなら、カーテンフックを取り付けて、必要に応じて窓の端にカーテンを寄せられるようにすると良いでしょう。また、鏡をうまく利用すれば、ケーブルや電気工事の必要もなく、広い部屋いっぱいに自然の光を行き届かせることができます。

夜にはフロアランプを使って、ほんのり明るい光で部屋を照らし、ゆったりと過ごします。キャンドルも、深いくつろぎや和やかな雰囲気を演出してくれる定番アイテムです。

  1. 質感を生かして温かさを演出

できるだけ自然の要素を家に取り入れてみてください。天然素材の家具やオーガニックの布地は、冷たい雰囲気を払拭し、居心地の良い落ち着ける空間を作り出してくれます。石、マツやカエデ、ホワイトウォッシュ加工、白色の塗料を塗ったりした明るめの色の木材、風化したような加工を施したコンクリートなどを検討してみましょう。

こういった素材はそのままだと上手くなじまず、荒っぽい印象を与えることもありますが、シンプルなアクセントを加えることで雰囲気を和らげることができます。ずっとそこにいたくなるようなリビングルームを作るのに大活躍するのが、ウールや綿、リネンの生地や毛皮のような素材。北欧スタイルでは、淡い色合いで全体を統一するのが理想的です。

  1. すっきりした部屋にする

部屋がごちゃごちゃしていると、今という時間に集中することができません。カーテンを取り払うことから始めて、不要な家具やインテリアを減らせないか考えてみましょう。部屋の場所を取る余分な椅子は、床用クッションに取り替えることができます。隅にしまっておいて、必要な時だけ取り出せば良いのです。家具はすっきりとしたシンプルなもので揃えて、ゲストを迎え入れやすい配置にしておきましょう。

物を減らせないか、じっくり考える時間も大切。持っていて喜びを感じられない物は、もしかすると手放した方が良いかもしれません。部屋のアクセントには、ナチュラルなアイテムやローカルなものを選んで、季節によって入れ替えるようにします。秋にはボウルいっぱいのドングリをインテリアに、冬には雪景色のアートを壁に掛けてみましょう。こうしたインテリアは何年も繰り返し使うことができて、他のインテリアにも簡単になじませることができます。

 

この記事はBetter Homes and Gardensのケリー・ライアン・キーガンズが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comにお願い致します。