実りの秋。以前よりおうちで過ごす時間も増え、自宅でお料理を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか?

そこで気になるのが、器選び。ついつい新しい器が欲しくなり、気付けば収納が溢れてしまったり、せっかくのお気に入りの器も棚の奥に埋れてしまったり……。そこで今回は、整理収納アドバイザーの器選びと、その使いまわし術をご紹介。少ない器でも、食卓を豊かに彩るヒントが満載です。

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かつては食器棚からあふれ出すほど食器を持っていた整理収納アドバイザーのFujinaoさん。でも、現在持っている食器はこれだけです。

食器の選び方と使いまわし方を工夫することで、足りないと困ることはないそう。工夫のポイントを教えてもらいました。収納スペースに悩んでいる人、モノが少ないシンプルな生活をしたい人はぜひ参考に。

1. お客様用の食器は持たない。合言葉は「今日から自分がお客様」

食器を減らす時に一番最初に取りかかったのが、お客様専用食器の廃止です。お客様用にしたくなるほど素敵な食器は、棚の中に大切にしまい込んでおくよりも自分達の普段使いにした方がよっぽど価値のある使い方だと思い直し、お客様専用の食器は廃止しました。

合言葉は「今日から自分がお客様」。

いただき物のブランド食器などは普段使いにしたり、中途半端な枚数のものであれば使わずに箱に入ったまま売って、特別扱いで使っていなかった食器の枚数を減らしていきました。

現在はほとんどのお皿や器を6枚ずつ所持。お客様も自分たちも同じ「特別に素敵なお皿」で食事を取ります。6枚という枚数に決めたのは、ダイニングテーブルが6人掛けだからです。

お客様用の食器をやめて、「使うたびに幸せ」「お客様に出しても恥ずかしくない」と思うようなお気に入りのお皿を普段使いにすることで、生活の満足度がグッと上がりました。

2. 和食にも洋食にも合うシンプルデザインを

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お料理にとって器は美味しさの演出に欠かせない道具。でも、洋食用、和食用と様々な種類のお皿を揃えてしまうと、一般家庭のキッチンでは収納がパンクしてしまいます。

こだわりがあってたくさんのお皿を所持したい方は、他の持ち物を減らしてスペースを作るしかありません。そこまでできないな、という場合には極力和食にも洋食にも合うようなデザインのお皿を選ぶようにしましょう。

我が家はシンプルなデザインのお皿を選び、洋食にも和食にも合うような応用の効くお皿ばかりを使っています(しずく型のお皿はセリア 、その他のお皿はIKEAのもの)。

3. 「重なる」は最強のスペース節約に

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食器を選ぶ時に意識するのが「重なりがよい」ということです。変形したお皿は個性があって良いけれど収納しにくいのが現実です。

思い入れがあるものを除き、基本的にお皿や器は重ねても安定感があるデザインを選ぶようにしています。グラスや保存容器に関しても、極力重なるデザインを採用。「重なる」は最強のスペース節約術です(写真の食器は全てIKEAのもの)。

4. 後から買い足せる定番品

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「割れてしまうのが怖いから使えない」そんな気持ちになることがありませんか?

割れて中途半端な枚数になってしまうと家族で食事をする時に枚数が揃わない。だから出番が減る…。私の場合、そんな経験があったので食器を選ぶ際には後から買い足せる定番品を購入することが多くなりました。

1枚だけ割れてしまっても後から何度でも買い足しができるものであれば安心して普段使いすることができます。もしくは中途半端な毎数になってしまったら「寿命」と思って全部手放せるような安価な食器を使うようにしています(写真は白山陶器「麻の糸」シリーズ)。

5. 一枚何役も!マルチに使える食器を選ぶ

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少ない枚数で上手に楽しむためには一枚で何役も担うマルチな食器を選ぶのも1つの手。例えばこちらのお皿。

1枚でそのまま平皿として使うこともできますし、お揃いのカップと一緒に使えばティーセットに早変わり。1枚で2度楽しむことができます(写真はイイホシユミコunjourシリーズ)。

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また、こちらの蕎麦ちょこは副菜を入れたり、茶碗蒸しを作ったり、デザートを入れたり、白湯を飲んだりと色々な場面で大活躍しています(写真は無印良品の蕎麦ちょこ)。

このように、何通りにも使えそうな食器を選ぶことで全体の総数を減らすことができます。

以上、少ない食器で上手に暮らすために考えたいポイント5つでした。食器を整理する際の参考になれば幸いです。

 

この記事は、扶桑社『Sumai 日刊住まい/執筆:Fujinao』(初出日:2020年8月2日 )より、アマナのパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、licensed_content@amana.jpにお願いいたします。