私たちの社会は、ストレスだらけです。アメリカの調査会社ギャラップによると、アメリカ人が感じているストレスは世界の中でも最高レベルだそうです。

それに加えて、新型コロナウイルス対策や、家の中でもソーシャルディスタンスを取らなけれないけないといった現在の状況から、私たちのストレスレベルはこれまで経験したことないほど高くなっている、またはその一歩手前まで来ているのではないでしょうか。

実は、人間は少しくらいのストレスはあってもいいのです。多少のストレスを感じるからこそ、新しい状況に適応していけるのです。でも、長く続くストレスはやはり健康によくありません。

そこで、ストレスを解消するいい方法があります。もちろん運動もとてもいい方法ですが 、人間離れしたポーズでヨガをやったり、遠くまでランニングをしたりする必要はありません。エッセンシャルオイルを使ったアロマセラピーという、とても簡単な方法です。

エッセンシャルオイルでどうやってストレス解消できる?

こんなデータがあります。研究によると、エッセンシャルオイルを使ったアロマセラピーを行うとストレスが減り、心拍数や血圧を改善して心疾患のリスクが低くなることもあるそうです。

エッセンシャルオイルの主な使い方は2つあります。キャリアオイルと混ぜてロールオンボトルなどに入れ、直接肌につける方法と、ディフューザーを使ったりコットンやティッシュにしみこませたりしてお部屋に香りを広げる方法です。専門家によると、ストレス解消には後者の香りをお部屋に広げる方法がおすすめだそうです。

ストレス解消に最適なエッセンシャルオイルは?

効果が科学的に証明されたエッセンシャルオイルを、いくつかご紹介しましょう。

ビターオレンジ

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マウスを使った動物実験で、ビターオレンジのエッセンシャルオイルには不安を軽くする効果があることが明らかになっています。マウスもたった一度使っただけで、不安から引き起こされる行動が減ったそうです。人間の場合も同じで、簡単な手術を控えた成人患者の術前処置にビターオレンジのオイルを使うことで、不安を抑えるのに役立っているそうです。

不安の抑制効果が科学的に証明されているエッセンシャルオイルは、ビターオレンジの他に、バーベナ(リッピア・アルバ)やレモングラス(シンボポゴン・シトラス)、スイートオレンジ(シトラス・シネンシス)などがあります。

ベルガモット

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台湾で行われた実験では、小学校の先生がベルガモットの香りをかぐと、血圧と心拍数が下がったそうです。週に1回、わずか10分間のアロマセラピーで、先生たちの精神のバランスが改善しました。しかも、もともとの不安感が「中程度」「強度」だった先生が、「軽度」だった先生よりも改善したといいますから、ベルガモットの効果は信頼できますね。

フランキンセンス

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オイルで薄めたフランキンセンスをマウスの肌に垂らす実験をしたところ、マウスのストレスホルモンが減少することが分かりました。特に、マウスがストレスを感じると高まるGSHという物質のレベルが下がっていたそうです。しかも、何も混ぜないオイルだけを垂らしたマウスと比べると、フランキンセンス入りのオイルを付けたマウスは、寝つきがよく、必要な睡眠時間も短いという結果になりました。

ラベンダー

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医学雑誌『ジェネラル・ホスピタル・サイキアトリー』の2020年5・6月号に掲載予定の新しい研究論文によると、短期間で不安を和らげたいときは、ラベンダーをサプリメントで摂取するよりも、アロマセラピーのほうが適しているそうです。これについては、他の研究でも同じような結果が出ています。またラベンダーは、さまざまな種類の不安に関する試験で非常に優れた効果が確認されています。

最後に、注意していただきたい点がひとつあります。エッセンシャルオイルの実験は、ほとんどすべてが動物を使った実験です。動物と人間の不安感は同じとは限りませんので、実験結果を見るときは、その点を考慮する必要があります。

この記事は EatingWell のブリアリー・ホートン(理学修士、登録栄養士)が執筆し、NewsCred パブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは legal@newscred.comまでお願いいたします。