新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から叫ばれている、外出の自粛。その影響で、家で過ごす時間が格段に増えています。
増えた「おうち時間」をより快適に、より健康的に過ごすことへの関心が高まっている今、「きれいな空気」の重要性も見直されてきています。病気の原因となる空気汚染を防止し、心身ともに健康に過ごすための具体的な方法をお教えします。

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きれいな空気が大切な理由とは?

(c) Audtakorn Sutarmjam / EyeEm /amanaimages

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空気は、心身の健康に大きな影響を与えています。たとえば仕事のパフォーマンスを上げたり、子どもが勉強に集中できたり、ぐっすり眠れたりと、私たちの生活をよりよくしてくれるものなのです。

しかしながら、一般的な家やマンションなどの住宅の多くは、「気密性」が高く、家の中で過ごしているだけで、知らず知らずのうちに空気が汚れていってしまいます。

目には見えないものですが、空気中には二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、ホルムアルデヒド(HCHO)、ハウスダスト、花粉、細菌、ウイルスなど、さまざまな汚染物質が存在しています。なにもしないと十分な換気がされず、これらの汚染物質を含んだ汚れた空気が部屋の外に出ていかずに部屋の中にどんどんたまっていきます。そして、ときには病気や体調不良を引き起こす原因となってしまうのです。

そのため、汚れた空気を外に出し、室内の空気をきれいに保つことが必要になります。
そのための正しい方法を知ることが、心身ともに健康に「おうち時間」を過ごす秘訣といえるでしょう。

一度覚えればずっと使える、「正しい換気」の方法

ここのところ密閉・密集・密接の、いわゆる“3密”を避ける生活様式についてよく耳にするようになり、きれいな空気を保つための「換気」の必要性を多くの人が認識しています。

しかし実は、あまり効果的ではない“間違った換気”をしている場合も多いのです。
効率よく、きれいな空気を保つ正しい換気のためのポイントは、次の3つ。

①24時間換気システムを正しく使う
窓を開けて空気の通り道をつくる
③換気扇や扇風機を効果的に使う

です。早速、ひとつずつ詳しく解説していきましょう。

①24時間換気システムを正しく使う

2003年7月より後に建てられた家やマンションであれば、もともと換気をする仕組み(換気口・24時間換気システム)がついています。しかし、正しく使われていないことが本当に多いのです。

部屋の壁や天井には「換気口」がついており、生活の中でお風呂やトイレ、洗面所などの換気扇を使うと、換気口から部屋の中の汚れた空気が建物の外に出され、同時に建物の外から新しい空気を取り込むよう設計されています。この換気システムが正しく使えていれば、2時間で室内の空気をまるまる一回入れ替えることができるのです。

そのためには、寒い(または暑い)という理由で換気口を閉じたり、24時間換気システムのスイッチをオフにしたりしないことが重要です。

換気口は開けた状態で、24時間換気システムはいつもオンにしておくのが「正しい換気」の方法です。

窓を開けて空気の通り道をつくる

部屋の換気の方法としてもっとも手軽なのが、「窓を開ける」こと。そのときの時間と回数の目安は、1時間に5~10分程度と言われています。
ただし、窓や部屋の大きさや、室内に浮遊している汚染物質の種類によって排出されるスピードは異なるため、どの程度の換気であれば確実に感染症リスクが抑えられるのか、換気の効果について一概にはいえません。

また、2時間で1回10分の換気をするよりも、1時間に5分の換気を2回する方が換気の効果は高くなります。できるだけ、回数を多く換気をすると効果的です。

そして「窓の開け方」にもコツがあります。

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 出典:ダイキン工業 Webコンテンツ「正しい換気の方法」

左のイラストのように、1か所の窓だけでなく、2カ所の窓を開けることで空気の通り道ができて効率的な換気ができます。窓から風が入る場合は、窓を開けましょう。2つの窓は「対角線上」にあるとさらに効率的です。

右は2つの窓が近くにある場合。窓から窓へと空気が流れるだけで部屋全体の空気が流れないため、対角線よりも換気の効率は悪くなってしまうので、注意してください。

③換気扇や扇風機を効果的に使う

窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを「窓の外」に向けて設置すると効果的です。
扇風機を窓の方へ向け、部屋の外に空気を流すのが上手な使い方です。よく、扇風機を部屋の中の方へ向ける方がいますが、これでは汚れた部屋の中の空気が外に出ずに部屋にとどまってしまうことがあります。部屋の中の空気を外に出すために、扇風機を窓の外に向けて動かしましょう。

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 出典:ダイキン工業 Webコンテンツ「正しい換気の方法」

また、窓がない場合でも、住宅内の換気扇を運転することで、効果的に換気ができます。特に排気量が大きい台所の換気扇がおすすめです。その場合は、台所からできるだけ離れた窓を同時に開けるようにすると、部屋全体の空気を入れ換えることができます。

窓を2つ開けている場合でも、台所の換気扇を運転することで、換気をアシストすることができるので、窓開けと換気扇の併用はおすすめです。

エアコンで温度やしつどを調節して、“理想の空気”をつくろう

「エアコンを運転していれば、換気できているよね?」というのも、実はよくある誤解です。

換気とは文字どおり、空気を“入れ換える”こと。ほとんどのエアコンは「部屋の中」の空気を循環させることはできても、外の空気を取り入れることはできません。エアコンから出ている空気は、家の外から取り入れたものではないのです。

ですから、エアコンを運転していてもしていなくても、まずは窓を開けたり、換気扇や扇風機を活用したりして、「正しい換気」をしっかりと行うことが大切です。

その上で、エアコンでできることは、温度や「しつど」をコントロールして、より快適に過ごせる空気にすること。

たとえば温度が同じでも、空気中に含まれる水分量を表す「しつど」が高いほど、人間の体は暑さを感じます。
しつどが70%を超えると不快に感じ始め、80%を超えるとカビやダニが繁殖しやすくなります。

それを防ぐためには、エアコンの除湿機能が便利です。エアコンによっては、部屋の湿気の量を感知してこまめに能力を調整してくれる機種もあります。

「risora」には、設定温度に到達後も蒸し暑さを感じにくい快適な冷房運転をお届けする「プレミアム冷房機能」を搭載。部屋の空気を理想に近づけることができます。

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また、「気流」のコントロールも、理想の空気づくりのための大事な要素。エアコンから吹き出す風が直接身体に当たると、体調を崩してしまう原因になることもあります。

「risora」は冷房時には吹き出した気流を上方へ持ち上げて天井に沿わせ、暖房時には風を下に向かって垂直に流すなど、風が身体に直接感じにくい運転を実現しています。

おうち時間が長くなりがちな昨今ですが、「正しい換気」とエアコンの力を組み合わせて理想の空気を保ち、心も身体も健康的に過ごしましょう。