毎年のように変わるカラートレンド。インテリアにももちろんトレンドの色はありますが、ファッションのように簡単に変えられないのが難しいところです。そこでご紹介するのが、トレンドより、自分が本当に心地よいと思える「好きな色」の見つけ方。

ずっと住み続けたいと思える色の見つけ方を、あるデザイナーに教わりました。

昨年、テキスタイルデザイナーのレベッカ・アトウッドさんのスタジオを訪ねました。ブルックリンにあるそのスタジオはとてもセンスがよくて、色や模様があふれていましたが、そこで時間を過ごすうちに、私はあることに気付きました。たくさんの色や模様があるのに、なぜかとても落ち着くのです。壁にはカラフルな水彩の色見本がおしゃれに飾ってあり、ロフトスタイルの窓枠は優しいグリーンでペイントされていました。窓の下にある2人掛けの小さなソファはアトウッドさんがデザインしたパターン柄の生地を張ったものです。色の多い部屋は圧迫感を感じることもありますが、アトウッドさんのスタジオは、その正反対。自然な優しい色たちに囲まれていると、とてもリラックスして、心が安らいでいくのです。アトウッドさんはデザインのインスピレーションをケープコッドの海辺の風景から得ているそうですが、まさにビーチでくつろいでいるような気分でした。

その秘密はどこにあるのでしょう? どんなふうに色を使えば、こんなにゆったりとしたくつろげる空間になるのでしょうか。アトウッドさんが先日刊行した著書 Living with Color: Inspiration and How-Tos to Brighten Up Your Homeに、その秘密が書かれています。さらにアトウッドさん自身のお話しも聞いて、気軽に新しい色を取り入れる方法から、誰もが悩まされる壁や家具のペイントカラーの決め方まで、色選びに役立つ素晴らしいアイデアを教えていただきました。

本当に好きな色を見つけるには

Path with beach fence on Cape Cod

まず最初に、自分の思い出をたどってみましょう。あなたにとって特別な意味のある場所は、どこでしょうか? アトウッドさんにとっては、自然豊かな場所、とりわけケープコッドのビーチが思い出深い場所だそうです。それが、海をイメージした色使いに表れています。「私の定番の色は、トマトレッド、ピーチ、オーシャンブルー、ローズトープ、グレーライラック、そしてネイビーです。これらをウォームあるいはクールのイメージで組み合わせます。最近は、デューングラスグリーン、クラウドブルー、サンド、トープ、ディープグリーンなどグリーン系も好きになりました。ケープコッドに建っている家のよろい戸の色をイメージしています」

自然から取り入れた色は、お互いに相性がいいんですね。それでは、アトウッドさんの本に書かれている方法を試してみましょう。ひとつひとつの色について、どんなふうに感じるかを言葉にして書き出してみるのです。きれいなだけでなく、正しい感情を呼び起こしてくれる色を、身の回りに置きましょう。

インテリアに色を取り入れる手軽な方法

アトウッドさんは、「まずはそれほどこだわりがなくて、気軽に取り換えられるアイテムから試してみましょう。例えばナプキン、ピローケース、スローブランケット、花瓶、フルーツボウルなどがいいと思います」とアドバイスします。そういったものに新しい色を取り入れたら、しばらくそのまま生活してみます。「その小さな変化をどう感じるかに注意しながら、その色を楽しんでください」

 

最適なペイントカラーを選ぶコツ

Young women choosing a perfect shade of grey for walls in her new home

そもそも、壁の色選びはなぜこんなに難しいのでしょう? その理由を、アトウッドさんは、このように説明しています。「自然を見てください。自然の風景には、一色で塗りつぶされた広い場所などほとんどありません。海でさえ波があって、常に動いています」しかも、ようやく色を決めて壁を塗ったと思ったら、一日の日差しの変化とともに、どんどん違う色に見えてきたりします。

そこで、アトウッドさんのアドバイスです。「最初はバスルームなど、狭い場所から始めましょう。そういう場所なら、飽きることもないです」アトウッドさんが色を選ぶときは、色を混ぜて好みの色を作り、大きな紙に塗って壁にとめ、一日の日差しの変化の中で色の見え方がどう変わるかを確認するそうです。「色は光なので変化します。確認して色が決まったら、その紙を持ってお店へ行き、同じ色の塗料を買います」

自分で色を作るのはハードルが高いという人は、お店でカラーサンプルをもらい、それを壁にとめて確認するといいでしょう。「色がたくさんありすぎて決められないときは、お勧めの色をチョイスしてまとめたサンプルもあるので 、そちらも参考にしてみてください」

この記事は Real Simple のケイティ・ホルデフェールが執筆し、NewsCred パブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは legal@newscred.com までお願いいたします。