散らかったキッチンが毎日のストレスになっているなら、「こんまり流片付け法」ですっきりしましょう。実はどの家庭も、キッチンは他の部屋より1割ほどものが多いよう。

全てを捨てる必要はありませんが、少しものを減らしたり工夫をしたりすることで、家事や料理を楽しくできる空間になりますよ。料理好きかつミニマリストの筆者がおすすめする、「こんまり流片付け法」をご紹介します。

kitchen without any clutter

心がときめかないモノをすべて手放して家を片付ける方法を発信し、大ブームを巻き起こした近藤麻理恵さんの「こんまりメソッド」。

彼女のアドバイスを参考に、キッチンを片付けてみましょう。ただし、ときめかないもの全て捨ててしまうわけではありません。YouTubeで「Clean My Space(我が家をきれいに)」を配信しているメリッサ・メーカーさんの言い分はこう。「泡だて器にときめかない人も、泡だて器は使いますよね」。

そう、捨てることがいつも正解とは限らないのです。

キッチングッズのように道具として使うものの場合はなおさらで、ニンニク絞り器をネットオークションに出そうとしているそこのあなた、ちょっと待ってください。

キッチンの調和を乱さないために、今からご紹介する3ステップをまずは試してみてくださいね。

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捨てることだけじゃない!キッチンでこんまり流を実践する方法

何もかも捨ててしまわなくても、キッチンは片付きます。その方法をご紹介していきますね。

 

ステップ1:不必要なものを処分します

メリッサ・メーカーさんは、こんまり術をこう考えます。

「近藤麻理恵さんの考え方は、決して私たちに質素倹約を勧めるものではないと思います。ブームになってしまったおかげで誤解されている面もあるようですが、不必要なものは手放し、感情的なこだわりのせいで役目を果たさないモノに縛られるのはやめましょう、という考え方なのです。」

では、キッチンの片づけを始めましょう。

まず2つ同じものを持っている時は、1つは手放します。缶切りがふたつ出てきたら、ひとつは誰かにあげて。圧力鍋とタイマー付き電気調理鍋の両方を持っている人は、煮込み料理も圧力鍋で作っているなら、電気調理鍋には新しい持ち主を探してあげましょう。

red stand mixer mixing cream

次に整理したいのは、小型家電。使っていないものはないかな?と考えてみてください。自宅でパンを焼かない人に、パン焼き機は不要です。たとえ誰かにもらったプレゼントだったとしても、思い切って手放しましょう。本当はなくても困らないのに「もったいない」とか「申し訳ない」といった理由でモノを持ち続けていると、整理整頓ができなくなってしまいますよ。

食品のストックも、年に1度か2度は忘れずにチェックしてください。スパイスの賞味期限は大丈夫? 使い残しのコーンスターチが見つかった?使い途中の粉物は袋のままでなく、小さなビンなど別の容器に移し替えましょう。そうすれば貯蔵棚が片付いて、広いスペースが生まれます。

 

ステップ2:手元に残すものを、用途別に整理する

モノを収納するときは、ついお皿やキッチンツールなど「種類別」に整理しがちですよね。お皿は全部このキャビネット、調理用具は全部こっち、というふうに。

しかしプロフェッショナル・オーガナイザーの資格を持つエレン・デラップさんは、キッチンツールは用途別に分けた方が便利だと言います。

「毎日使うツールはひとつの容器にまとめて、コンロの近くに置いておきましょう。逆にサクランボの種取り器やメロンのくり抜き器などあまり使わないものは、ボックスに入れて見えないところに片付けます。ケーキを焼くのは年に1回のクリスマスだけという人は、ケーキ作りの道具とクリスマス飾りを一緒にしまっておくと分かりやすいでしょう。

Kitchen utensil set

手の届きやすい便利なところに季節的なものを置いて場所をふさぐのは、もったいないこと。ちょっとした工夫で貴重なスペースを有効に使いましょう。また『まとめ収納』も場所の節約になります。ローストターキーを焼く時の大きなフォークやソース用スポイト、切り分け用ナイフなどは焼き皿の中に入れてひとまとめにしておくと、使うときに便利だし、場所の節約にもなりますよ。」

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●プロのコツ:圧力鍋やノンフライヤーなど、ときどきしか使わないものは、買ったときの箱を捨てずにとっておきましょう。しばらくつかわないもの(冬はアイスクリームメーカーの出番はそれほどありませんね)は箱に入れて、キッチン以外の場所に収納しておくことができます。

 

ステップ3:収納ツールを活用しましょう

手持ちのキッチンツールにきっちり合わせて作ったオーダーメードのキッチンでないなら、引き出しの仕切り板やおしゃれな収納ボックスを追加するといいでしょう。

Man or chef opening a knife drawer in a kitchen

エレン・デラップさんは、今あるスペースを仕切り板で分けて、スペースをもっと有効に使うことを勧めています。エレンさんのお勧めは伸縮式バンブー引き出し仕切り板。どんなタイプのキッチンにもぴったりで、調理器具の分類に便利です。

また山崎実業からは、スパイスラックをなどさまざまな収納グッズが発売されています。マグネット付きのものも充実していて、すっきりと美しいデザインがキッチンの強い味方です。

タッパーウェアの引き出しも、散らかりがちな場所。エレンさんによると、丸いタッパーウェアよりも四角いものの方が、キャビネットや冷蔵庫にぴったりおさまるので、すっきり見えるということです。

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冷蔵庫もまた、整理整頓が難しい悩みの種です。「最近の冷蔵庫は奥行きがあるので、きちんと整理して入れないと食品が奥へ奥へと押しやられ、そのまま忘れてしまうのが問題です」とエレンさん。そこで活躍するのが整理ボックスです。

透明な冷凍・冷蔵ボックスなら、何が入っているかがひと目で分かります。これなら使い残しを忘れてしまうこともなく、食品ロスを減らせますね。

さらに収納グッズは、自分で作ることもできます。アルミホイル、ラップ、クッキングペーパーなど、細長い箱をしまうには、使わなくなったマガジンホルダーがぴったりです。

Cornwall England.

それからエレンさんが勧めるのは「すべてのものにラベルをつけること」。食材にラベルを付けておけば、いつ買ったものかがわかりますし、棚にラベルを付けておけば、洗い終わった食器を誰でも片付けることができます。

エレンさんはこう語ります。「キッチンをきれいに片付ければそれだけ家事のムダがへり、家事に費やす時間がへるので、家族がそろってテーブルを囲む時間が増えます。私たちが目指している本当の目的は、そこにあるのです。」

 

 

この記事はEatingWellのジル・ワルドビーザーが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comまでお願いいたします。