エコフレンドリーなインテリアデザインを専門分野とする、米・カリフォルニア在住のインテリアデザイナー、ローラ・バーンズが手がけたキッチンのリフォーム例。環境に優しいキッチンへリフォームするには、どんなことへ配慮すれば良いのでしょうか?

機能性と環境への配慮を両立

自分自身とふたりの子どものために、スタイリッシュで環境に優しい、機能的なキッチンにしたいと思ったスーザン・ドローディー。エコロジカルな設計を得意とするインテリアデザイナー、ローラ・バーンズにデザインを依頼し、望み通りのキッチンを実現しました。エレクトリックブルーのライトを内蔵したアイランドカウンターの上にしつらえた、画家のパレットのような形をしたカウンタートップが目を引きます。

光あふれるキッチン

天井に埋め込んだ調光スイッチ付きのシーリングライト、ローボルテージ・ハロゲンライトのペンダントに加え、キャビネットの上下には蛍光灯が設置されていて、夜間や天気の悪い日もキッチンを明るく照らします。昼間は、ふたつの天窓からカリフォルニアの陽光が注ぎ込み、エネルギーをセーブします。

リサイクルのガラスを使用

エコフレンドリーなキッチンにするため、アイランドカウンターのカウンタートップには、リサイクルガラスを使用。面積の広いバックスプラッシュもガラス製で、カウンタートップのブルーのスポット模様と調和しています。L字型のアイランドにはふたつのシンクがあり(そのうちのひとつが、この2槽型シンク)、食事の準備もスムーズに進みます。食器洗浄機は、日常使い用の引き出し式の省エネ型と、大人数のディナーパーティーにも対応できるフルサイズ洗浄機の2台を設置し、水のムダ使いを減らしています。

きれいな空気を守るために

照明を内蔵したアイランドカウンターのフロントパネルの素材は、リサイクル可能なカラーレジン。揮発性の化学物質を大気中に放出しない方法で製造されたものです。またキッチン全体の塗装に使った塗料は、揮発性有機化合物(VOC)の少ないもの、あるいは全く含まないものを選んでいます。

ポイント:低VOC塗料を使うと、大気汚染物質の放出が減るだけでなく、いやなにおいも少なくなります。

あたたかい表情のある雰囲気に

スーザンは、電気製品は定番のステンレス仕上げではなく、キッチンの空間にあたたかい印象を与えるものにしたいと考えました。そこで選んだのが、バーガンディレッドのコンロとレンジフード、そして、ビルトインオーブンです。また、デザイナーのバーンズは、小型の電気製品を設置。メインの冷蔵庫の他に小型の冷蔵庫と冷凍庫を置き、ひんぱんに冷蔵庫を開け閉めするスーザンの息子たちがこちらを使うことで、電力を節約しています。

ポイント:エネルギースター認証マークの付いた電気製品を選びましょう。このマークは、一般的なモデルに比べて水とエネルギーの使用量が少ない製品であることを表しています。

基本を大切に

バーガンディレッドの電気製品を使うことで、カウンタートップやバックスプラッシュの淡いブルーの色調が柔らかく感じられます。キャビネットには、適切に管理された持続可能な森林から産出された木材に与えられる森林管理協議会(FSC)の認証を受けた木材が使われています。バックスプラッシュの素材は、リサイクルガラスです。

パントリーにも環境に優しい木材を

パントリーにも、エコフレンドリーな木材を使っています。床材は、適切に管理された森で育ったアスペン材を、縞状に加工した木材から切り出したもの。この方法を使うと、通常は1本の木の30%程度しか木材として使えないのに対し、85%を活用することができます。

座る場所もスタイリッシュに

環境に優しいのは、キッチンまわりだけではありません。食事スペースの布張りのベンチにも、ポリ塩化ビニールを含まないサステイナブルな素材を使っています。

ポイント:キッチンの掃除に使う洗剤類は、有害な化学物質を含まない天然のものに切り替えましょう。安全で、しかも化学物質に負けないくらい効果的なものもたくさんあります。

 

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