今年はガーデニングを始めたり、植物を育て始めた人も多いと聞きます。もしこれから新たに挑戦するなら、食品ロス削減にもつながるリボーンベジタブル(リボベジ)はいかがでしょう?リボーンベジタブルとは再生野菜のこと。野菜や果物の茎、種、切れ端などは捨てないで、植物の新しい命として育ててあげます。

ふだん、当たり前のようにゴミ箱やコンポスト容器に放り込んでいる野菜くずも、育てると立派な植物になります。ありふれた野菜や果物の茎、種、切れ端から、新鮮な野菜をもう一度収穫することもできます。必要なのは、土と水と太陽、そしてほんの少しのテクニックだけ。ここで紹介する12種類は、どこの家にもある定番の野菜や果物で、しかも家庭で育てやすいものばかり。ほんのひと手間で、ごみを減らしながら新鮮な作物を収穫できます。今すぐ始められて、役に立つアドバイスをご紹介します。

1. セロリ

Celery

セロリの株は、根元から5cmほどのところで切ります。浅めのボウルに水をはり、切った根元を入れておきます。表面が乾かないよう、霧吹きで毎日水を吹きかけてください。ボウルの水は、2日に1回交換します。根がたくさん出てきたら、土に植え替えます。

2. ハーブ

Herbs

ほとんどのハーブは、節(新しい枝が出てくるところ)で切って、どんどん増やすことができます。切った枝を、水を入れた瓶にさして窓辺に置いておくだけ。1~2日に1度水を替え、根が出てきたら、プランターに植え替えるか土に直植えします。

3. にんにく

GettyImages-684751738.jpg

残り野菜の中でもとりわけ育てやすいのがにんにくです。小房に分け、とがったほうを上に向けて10~15cm間隔で植えるだけ。秋、霜が降りる前に庭に植えておけば、翌年には新鮮なにんにくが収穫できます。それ以外の季節ならば、プランターに植えて室内に置き、少し控えめな葉っぱの緑も楽しみましょう。

4. しょうが

GettyImages-1203965808.jpg

レシピに書いてある分量ぴったりにしょうがを買ったことがある人は、買い物の天才かもしれません。しょうがって、普通は余りますよね。余ったしょうがは土に植え、生き返らせて増やしましょう。しょうがをひと晩ぬるま湯に浸してから、横向きにしてプランターに並べ、上から土をかぶせます。プランターを日当たりのよいところに置き、土が乾かないように注意しながら育てます。数カ月もたてば、収穫できる大きさにまで成長します。

5. ネギ

Green onions

ネギの緑のところしか使わない人も、白い部分は捨てないで。緑がかった部分を少し残して切り、水を入れたビンにさして日当たりのいい窓辺に置いておけば成長します。成長した緑の部分は、切って使ってもまた何度か伸びてきます。定期的に水を変えるのをお忘れなく。植木鉢の土に植え替えれば、もっと長持ちします。

6. レタス

GettyImages-1215155807.jpg

レタスの芯をいつも捨てている人は、次にレタスを買ったら、葉を切り落とした芯を水を張ったボウルに入れておきましょう。1~2日に一度、水を替えながら待っていると、2週間もすればサンドイッチや付け合わせに十分な量の葉が収穫できるようになります。もとのような丸い大きなレタスにはなりませんが、捨ててしまうはずの芯を少し長持ちさせられますね。

7. ピーマン・唐辛子

Peppers

ピーマンやパプリカ、唐辛子などを買ったら、種は捨てずに取っておきましょう。小さな植木鉢に入れた土にまいて定期的に水をやり、芽が出てきたら大きめのプランターに移植するか、外に直植えします。日当たりがよく、暖かい場所でよく育ちます。

8. じゃがいも・さつまいも

Potatoes

育てるつもりもないのにじゃがいもを育てたことのある人は、多いのではないでしょうか。野菜置き場の隅に放置した袋の中から、いっぱい芽が出たじゃがいもを見つけた経験、ありますよね? 次はもっと計画的にちゃんと育ててあげましょう。じゃがいもを5センチくらいに切り、2日ほど室内に置いて乾燥させてから、そのまま土に植えます。早春に植えたら、夏の初めから盛りの頃には我が家で育ったじゃがいもで作ったバターポテトが楽しめますよ。

9. いちご

GettyImages-472727276.jpg

種がついたまま皮を丁寧に切り取るか、ピンセットで種を取って集めます。プランターに土を入れ、種または種付きの皮を置いて、土をかぶせます。日当たりのよい場所において定期的に水をやります。芽が出てきたら、ストロベリーポットか、庭に植え替えます。植え替え時期は春が適しています。

10.トマト

Tomatoes

お店で買ってきたトマトの種を取って小さな植木鉢に植えるだけ。あとは窓辺に置いて、水分を切らさないように注意します。芽が出て十数センチまで育ったら、大きめの植木鉢または外の土に植え替えます。ただし、霜に当たらないように、暖かくなってからにしましょう。

11. ターメリック

GettyImages-1209826011.jpg

ターメリックはしょうがと同じ地下茎なので、水平に根が広がるように、横向きに植えます。熱帯原産なので、アメリカ国内で育てるときは室内の方がよく育ちます。少なくとも20℃台半ばの暖かさを保つのが望ましいので、家の中でも特に暖かい場所に置いたり、必要に応じてグローライトやヒーティングランプの光を当てるなどの工夫をしましょう。保温トレー、カバー、ライトなどがそろった育苗セットを使ってもいいですね。定期的に水をやったり、スプレーするなどして、乾かないように注意しましょう。数カ月後、地上の葉や茎が枯れ始めたら、収穫時です。

12. パイナップル

Pineapple on blue background

他のフルーツと違って、パイナップルは、種ではなく実から育ちます。パイナップルの実の上部を切り取り、乾燥させてから植えるだけ。新しい実がなるのは何年か後になりますが、待つ価値はありますよね。

※市販の野菜・果物から取った種を育てるときの注意:大規模な農家で育てられ、大量に売られている農作物は、多くが異なる品種をかけ合わせたもので、複数品種の遺伝要素が含まれています。食用作物は種を取って育てることを前提としていないので、一般的な品種をかけ合わせたものであっても、種を植えても芽が出ないことがあります。また芽が出て育っても、親と全く同じ実にはならず、その前の代の複数かけ合わせた品種のどれかに似たものになります。遺伝子組み換えでないものや代々続いている品種を選ぶと、予想に近い実がなる可能性が高くなります。

この記事は EatingWell のケリー・ライリーが執筆し、NewsCred パブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは legal@newscred.comまでお願いいたします。